小笠原諸島沖の西之島で、火山活動が活発化し、島の周りの水域が薄い黄緑色に変色しているのが確認された。海上保安庁などは、大規模な噴火などに備え、21日、変色水域について航行警報を出した。
20日午後3時ごろ、海上保安庁の航空機が、西之島の火山活動の観測中、南西沖およそ10kmの海上に、薄い黄緑色の変色水域が、東西およそ4km、南北およそ2kmにわたって、帯状に分布しているのを確認した。
火山の専門家は、西之島におけるマグマの上昇が活発になっていることの表れではないかと指摘しており、海上保安庁などは、大規模な噴火などを想定し、変色水域について、21日午前0時41分、西之島周辺を航行しないよう警報を出した。